ついに自衛隊ヘリが重機を運搬

香川連絡会

2016年09月13日 21:44

 ついに自衛隊が出てきました…琉球新報WEBより…
 国、米軍着陸帯工事に自衛隊ヘリ投入 県道越え重機運搬
 【ヘリパッド取材班】東村と国頭村に広がる米軍北部訓練場での新たなヘリコプター着陸帯(ヘリパッド)建設で、沖縄防衛局は13日午前9時すぎから自衛隊のCH47輸送ヘリ2機による重機の輸送を始めた。午前11時現在、3回にわたって4トントラックやキャタピラのついた作業用車両などをG、H地区に運び込む様子が確認された。米軍施設建設のために自衛隊機が出動するのは異例。米軍北部訓練場のヘリパッド建設に絡む工事で自衛隊機による重機が輸送されるのは初めて。
 重機は新たにヘリパッドを建設するN1地区やG、H地区と県道70号を挟んだ場所にあるメインゲート内にあるヘリパッドから、重機などをつった状態で県道の上空を輸送している。県道では車両の通行もあり、安全上の観点から県民の批判が高まるのは必至だ。
 自衛隊機は13日午前6時すぎからN1付近の上空を旋回するのが確認された。その後、メインゲートそばのヘリパッドに着陸。同日午前9時前から重機の輸送準備が始まった。ヘリは陸自木更津駐屯地の中央即応集団第1ヘリコプター団に所属している。
 建設に反対する市民らはダンプカーによる砂利搬入の阻止行動を取ったが、午前11時30分現在、ダンプカーは確認されていない。
 メインゲートでは建設に反対する市民らが「県道の上空を飛ぶな」「自衛隊機まで使うのか」などと怒りの声を上げた。
 自衛隊機による重機搬入の様子を確認した沖縄平和運動センターの岸本喬事務局次長は「自衛隊機の使用だけでも考えられないが、県道70号を越えての輸送は許せない。まさに県民の頭越しで超法規的措置だ。これが法治国家と言えるのか」と憤っていた。
【琉球新報電子版】

 第一次安倍政権の時、辺野古で環境アセスメント(法的手続きを経ない、違法なものでした)を阻止するため、海上阻止行動が激しく闘われていました。そこに「省庁間協力」という名目で、護衛艦(掃海母艦)「ぶんご」が派遣されたことがあります。「市民運動」に「軍隊」がさしむけられたのです。

 沖縄戦を体験した沖縄では、復帰当時ほどではありませんが、自衛隊に対する拒否感情があります。また宮古島・石垣島に自衛隊を配備する動きもあり、「自衛隊」への感情は複雑でしょう。

 とはいえ沖縄の自衛隊は、大量の不発弾処理を地道に行うなど、県民の気持ちをつかむ努力をしてきたことも事実です。

 しかし、今回は米軍の基地建設に公然と協力する姿を見せたのです…しかも動員されたのは千葉・木更津駐屯地の中央即応集団です。中央即応集団のHP を見ますと「ゲリラや特殊部隊による攻撃等が生起した場合に、各地に部隊を迅速に派遣します。」と書いてあります。

 まさに高江に居る住民、市民を相手にした「軍事行動」に他なりません。まさに標的の村とされています。

 こんなことを許していてはなりません。

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