報道等
重要な訴訟二つが行われます
琉球新報WEBより…重要な訴訟が2つ、行われます。
まず、沖縄県から
「県民の誇り、尊厳守る」 知事、工事阻止へ決意 抗告訴訟提起
米軍普天間飛行場の移設に伴う辺野古新基地建設をめぐり、名護市辺野古の埋め立て承認取り消しを執行停止した国土交通相決定を取り消すよう求めて抗告訴訟を提起したことについて、翁長雄志知事は25日午後、県庁で会見を開き、「訴えは国交相による執行停止の効力を失わせることになる。沖縄防衛局が行う埋め立て工事を止める上で有効な方法だ」と語った。
国土交通相の執行停止決定の適否を審査していた国地方係争処理委員会が、県の申し出を却下したことについて、翁長知事は「執行停止の違法性について実質的な審査が一切行われることなく却下された。国地方係争処理委員会の存在意義を自ら否定しかねないもので、遺憾だ」と述べた。
米軍基地建設をめぐり、県と国が提訴し合う異例の事態となったことについて、翁長知事は「政府が『辺野古が唯一』と言っていることに一番大きな問題がある。県民の誇りと尊厳を守るためにはやむを得ないと思っている」と述べた。
これは、辺野古埋め立て承認取り消しを一時的に無効化するため国土交通相が行った執行停止決定は違法だとして、県は同決定の取り消しを求めるものです。
もう一つ…こちらは辺野古周辺住民が行うものです。
国交相決定取り消し要求 辺野古周辺住民21人が提訴
米軍普天間飛行場の移設に伴う新基地建設をめぐり、名護市辺野古の埋め立て承認取り消しを一時的に無効化するため国土交通相が行った執行停止決定の取り消しを求めて辺野古区や周辺の住民21人が24日、那覇地裁に提訴した。埋め立て関連工事を早急に止めるため、執行停止決定の一時的な無効化も申し立てた。
国交相の執行停止で翁長雄志知事による承認取り消しの効力が失われ、工事が進んでいることから提訴に踏み切った。原告らは埋め立てやその後の新基地建設で大浦湾から享受している恩恵がなくなり、騒音被害が発生すると訴えている。
騒音被害では全国の米軍基地関連訴訟の判決で、米軍運用に日本の法支配が及ばないとする「第三者行為論」によって米軍機の飛行差し止めが退けられているなどと指摘。「(基地使用が開始されると)司法的救済を得ることが事実上できない」として「重大な損害を避けるため緊急の必要」がある執行停止決定を一時的に無効化するための要件を満たすとした。
行政不服審査法に基づく審査請求・執行停止申し立ては「私人の権利利益を迅速簡易に公正に救済するため」の制度と強調。今回の埋め立ては「私人」は実施できないとして、執行停止決定は違法だと主張した。
原告団の東恩納琢磨団長は「説明がつかないことを国はしている。騒音被害が広がるのも明らかだ。なぜ辺野古なのか裁判を通じて考えてほしい」と語った。池宮城紀夫弁護団長は「県と国の裁判を座して見るわけにはいかないという思いで提訴した」と述べた。
埋め立ては「私人」では出来ない…沖縄防衛局というれっきとした「国の機関」が「私人」として国土交通省に、行政不服審査法で「埋め立て承認取り消し撤回」を求めることなど出来ない、違法であるということです。
チョイさんの沖縄日記によれば、原告は「辺野古住民12名、瀬嵩住民6名、安部住民1名、豊原住民1名、三原住民1名」だそうです…これを見ても「辺野古の地元は、賛成」などと言うことはできないわけです。
沖縄は今、訴訟の嵐ですが、どれも国の暴政とたたかうための大切な訴訟です。注意深く見守ってゆきましょう。
まず、沖縄県から
「県民の誇り、尊厳守る」 知事、工事阻止へ決意 抗告訴訟提起
米軍普天間飛行場の移設に伴う辺野古新基地建設をめぐり、名護市辺野古の埋め立て承認取り消しを執行停止した国土交通相決定を取り消すよう求めて抗告訴訟を提起したことについて、翁長雄志知事は25日午後、県庁で会見を開き、「訴えは国交相による執行停止の効力を失わせることになる。沖縄防衛局が行う埋め立て工事を止める上で有効な方法だ」と語った。
国土交通相の執行停止決定の適否を審査していた国地方係争処理委員会が、県の申し出を却下したことについて、翁長知事は「執行停止の違法性について実質的な審査が一切行われることなく却下された。国地方係争処理委員会の存在意義を自ら否定しかねないもので、遺憾だ」と述べた。
米軍基地建設をめぐり、県と国が提訴し合う異例の事態となったことについて、翁長知事は「政府が『辺野古が唯一』と言っていることに一番大きな問題がある。県民の誇りと尊厳を守るためにはやむを得ないと思っている」と述べた。
これは、辺野古埋め立て承認取り消しを一時的に無効化するため国土交通相が行った執行停止決定は違法だとして、県は同決定の取り消しを求めるものです。
もう一つ…こちらは辺野古周辺住民が行うものです。
国交相決定取り消し要求 辺野古周辺住民21人が提訴
米軍普天間飛行場の移設に伴う新基地建設をめぐり、名護市辺野古の埋め立て承認取り消しを一時的に無効化するため国土交通相が行った執行停止決定の取り消しを求めて辺野古区や周辺の住民21人が24日、那覇地裁に提訴した。埋め立て関連工事を早急に止めるため、執行停止決定の一時的な無効化も申し立てた。
国交相の執行停止で翁長雄志知事による承認取り消しの効力が失われ、工事が進んでいることから提訴に踏み切った。原告らは埋め立てやその後の新基地建設で大浦湾から享受している恩恵がなくなり、騒音被害が発生すると訴えている。
騒音被害では全国の米軍基地関連訴訟の判決で、米軍運用に日本の法支配が及ばないとする「第三者行為論」によって米軍機の飛行差し止めが退けられているなどと指摘。「(基地使用が開始されると)司法的救済を得ることが事実上できない」として「重大な損害を避けるため緊急の必要」がある執行停止決定を一時的に無効化するための要件を満たすとした。
行政不服審査法に基づく審査請求・執行停止申し立ては「私人の権利利益を迅速簡易に公正に救済するため」の制度と強調。今回の埋め立ては「私人」は実施できないとして、執行停止決定は違法だと主張した。
原告団の東恩納琢磨団長は「説明がつかないことを国はしている。騒音被害が広がるのも明らかだ。なぜ辺野古なのか裁判を通じて考えてほしい」と語った。池宮城紀夫弁護団長は「県と国の裁判を座して見るわけにはいかないという思いで提訴した」と述べた。
埋め立ては「私人」では出来ない…沖縄防衛局というれっきとした「国の機関」が「私人」として国土交通省に、行政不服審査法で「埋め立て承認取り消し撤回」を求めることなど出来ない、違法であるということです。
チョイさんの沖縄日記によれば、原告は「辺野古住民12名、瀬嵩住民6名、安部住民1名、豊原住民1名、三原住民1名」だそうです…これを見ても「辺野古の地元は、賛成」などと言うことはできないわけです。
沖縄は今、訴訟の嵐ですが、どれも国の暴政とたたかうための大切な訴訟です。注意深く見守ってゆきましょう。
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